『フロントミッション4』 | 手当たり次第の本棚

『フロントミッション4』

ゲームでマニアックに燃えるやつっていうといろいろあるのだが、ロボットものなら何を選ぶ? 「スパロボ大戦」ははずせないし、ガンダムシリーズが絶対にいいという人もいるだろうけど、オリジナルでという限定をするなら、やっぱり、『フロントミッション』!

これに限るよな?( ‥)/

さて最近、スクエニがノベルスのシリーズを出していて、そのラインナップにいきなり出てきたのが、これ。『フロントミッション4』。1~3はないです。いきなり、4です。(主人公がイカすヒロインだからか?<違)

ノベライズしてるのは、秋津透で、この人は、知る人ぞ知る、角川ノベルスで『ブラスルーン・シリーズ』っていう、異世界スパロボファンタジイを書いてるんだよね。(または、ルビがむちゃくちゃ多いファンタジイ作家という特徴で憶えている人も、いるかも?)

秋津透作品によくある、淡々と、クールな目で自分の置かれた状況を見るというタイプの主人公が、「フロントミッション」の世界にはどうやらぴったりだった模様。ゲームをやった人はもちろん、
「ああっ。あのシーンの裏にこれが!」とか
「そうかあ、実はここでこうなっていたのかあっ」
と思える部分がいろいろと出てくるのだけれども、ゲームをやってなくても、ロボットと国際的な陰謀が出てくるライトノベルとして、一気に読めてしまうエンタテイメント。

でも、スクエニさん、できればもちょっと、単価下げて下さい(笑)。

『フロントミッション4』(秋津透作 スクウェア刊)


著者: 秋津 透, PS2ソフト「フロントミッション4」
タイトル: フロントミッション4〈2〉エルザ(2)